公開日 2026-09-10 / 更新日 2026-09-10
ロードスターで行くオープンカードライブ 札幌発 → 日高(新冠・新ひだか) 往復約270km

海沿いの直線が続く国道235号を、馬産地の風景を眺めながら走ってみませんか。札幌市街から国道36号で南下し、国道235号(日高路)に入って新冠町・新ひだか町(静内)で折り返す、往復約270km(目安)の日帰りコースです。ロードスターで走ることを前提に、ルート取りと牧場見学のマナーをまとめました。
ルート概要
- 出発地
- 札幌市中心部
- 主なルート
- 国道36号から国道235号(日高路)へ。新冠町・新ひだか町(静内)で折り返す
- 走行距離の目安
- 往復約270km(目安)
- 所要時間の目安(休憩含む)
- 片道約2時間が目安。往復と立ち寄りを含めて日帰り1日仕立て
- 推奨シーズン
- 積雪期を避けた春から秋
- 立ち寄り先
- 競走馬のふるさと日高案内所、レ・コード館
札幌発オープンカードライブに日高を選ぶ理由
オープンカーで気持ちよく走れる道の条件は、見通しがよく直線が続くことと、景色に変化があることです。国道235号は海沿いを走る区間で見通しがよく直線が長く続き、内陸に入ると牧場のなだらかな丘と白い柵の放牧地が広がります。海と牧場、どちらの表情も1本の道で味わえるのが日高路の魅力です。
このコースは札幌市街から新冠町・新ひだか町(静内)まで走り、同じ道を戻る往復ルートです。往復の距離は約270km(目安)で、実際の走行時間や道路状況によって前後します。数字はあくまで日帰りの計画を立てるための目安として使ってください。
日高地方は競走馬の一大産地として知られ、道沿いには広大な牧場が点在します。都市部の喧騒から離れて牧歌的な景色の中を走る時間そのものが、このコースの主役といえます。あわせて、牧場を見学する際に必ず守るべきマナーも本記事で紹介しますので、出発前に一読しておくと現地でのふるまいに迷いません。
札幌市街から国道235号で日高へ
札幌市中心部を出たら、まず国道36号で南東へ向かいます。市街地を抜けると苫小牧方面へと道がつながり、途中で国道235号(日高路)に入ります。日高路は海岸線に沿って伸びる一本道で、迷いにくいルートです。
札幌市街から新ひだか町(静内)までの片道所要時間は約2時間が目安です。信号の少ない海沿い区間は流れがよく、朝早い時間帯に出発すると市街地の混雑を避けやすくなります。所要時間はあくまで目安で、季節や交通状況によって変わる点に留意してください。
日高路に入ってからは、右手に太平洋、左手に牧場地帯という景色が続きます。しばらく走ると、道沿いに放牧地の白い柵が見えはじめ、馬産地に近づいてきたことが実感できます。
苫小牧市を過ぎたあたりからは、沿道の建物が減って牧場や田園風景の割合が増えていきます。信号の少ない区間が長く続くため、オープンカーでの走行そのものを楽しみたい方にとっては、コースの中でも特に気持ちのよい区間です。走行中は前後の交通状況に注意しつつ、無理のない速度で景色の変化を楽しんでください。

新冠・新ひだか町(静内)で馬産地の風景を眺める
新冠町に入ると、なだらかな丘に沿って牧場が点在する景色が本格的になります。さらに走ると新ひだか町(静内)に到着し、このあたりが今回のコースの折り返し地点です。
折り返し地点での滞在時間は、風景を眺めて写真を撮る程度なら30分ほど、後述する案内所や施設に立ち寄る場合はもう少し長めに見ておくと余裕が生まれます。日帰りで往復する行程のため、滞在時間を長く取りすぎると帰路が遅くなる点に注意してください。
新冠町のレ・コード館は、新冠町教育委員会が運営する視聴体験文化交流施設で、休憩がてら立ち寄れる公共施設のひとつです。折り返し地点周辺で一息つく場所として候補に入れておくとよいでしょう。
新冠町・新ひだか町周辺では、道沿いのそこかしこに柵で囲われた放牧地があり、季節がよければ牧草地で青草を食む馬の姿を車内からゆっくり眺められます。車を安全に停められる場所からゆっくり眺める分には問題ありませんが、柵の外からであっても大きな声を出したり近づきすぎたりしないよう配慮してください。
牧場と馬を見学するときに守ること
日高路の沿道には現役・引退を問わず多くの馬が暮らす牧場が並びますが、見学には守るべきルールがあります。引退名馬の見学を希望する場合は、まず競走馬のふるさと案内所へ事前に問い合わせることが必須です。各牧場への直接の連絡は仕事の妨げになるため避けてください。これは見学マナーの大前提です。
牧場を見学する際に守るべき点は次のとおりです。厩舎や放牧地に無断で立ち入らないこと。大きな声やクラクションなど大きな音を出さないこと。柵から離れて見学し、馬には絶対に触らないこと。写真を撮る際はフラッシュ撮影を控えること。いずれも馬を驚かせず、牧場の仕事を妨げないための基本的なマナーです。
特に繁殖牝馬と仔馬がいる時期は注意が必要です。仔馬を守ろうとして親馬が攻撃的になりやすいため、通常以上に距離を保つ必要があり、この時期は見学そのものが制限される場合もあります。見学できる牧場や条件は牧場側の都合でも変わりますので、出発前に競走馬のふるさと案内所へ確認しておくと安心です。
案内所の所在地は新ひだか町静内神森175-2(日本軽種馬協会北海道市場内)です。開館時間は夏期(4月21日〜10月20日)が9:00〜17:00で毎週火曜日休館(火曜日が祝日の場合は営業)、冬期(10月21日〜4月20日)は平日9:00〜17:00で土日祝と年末年始が休館です。臨時休館となる場合もありますので、立ち寄る前に開館状況を確認しておきましょう。
日高振興局が設置した公式パネルを巡る
日高路を走っていると、道の駅や観光案内所などの施設に等身大パネルが設置されているのを見かけます。これは日高振興局が管内7町16か所に設置したもので、ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』を運営する株式会社Cygamesの協力のもと実施されている施策です。競走馬の一大産地である日高を紹介する取り組みのひとつとして、公式に案内されています。
パネルが設置されている施設は、道の駅や温泉施設、観光案内所など沿道の立ち寄りポイントと重なっています。ルートを組み立てるときに、休憩を兼ねてこうした施設に立ち寄ると、走りながら日高の観光情報にも触れられます。設置場所は施設側の都合で変わる可能性があるため、事前に最新の設置状況を確認しておくと安心です。
帰路のルートと所要時間の目安
帰路は往路と同じ国道235号・国道36号をそのまま北上して札幌へ戻ります。往復で同じ道を通る単純な構成なので、下調べがしやすいのもこのコースの利点で、初めて日高路を走る方でも道に迷いにくいのが安心材料です。
日高道の日高厚賀IC〜新冠IC(延長9.1km)が2026年2月28日に無料区間として開通しました。この区間の開通によって、苫小牧市〜新ひだか町間の所要時間は夏期・冬期とも約30分短縮される見込みです。日高路の移動が全体として少し身軽になったといえます。
区間を絞った短縮効果としては、新ひだか町東静内〜札幌市間で夏期7分・冬期6分の短縮が見込まれています。数字は出典で示された区間に限った目安であり、コース全体の所要時間が同じ分だけ短くなるわけではない点に注意してください。
オープンカーで走るなら押さえたいこと
往復約270km(目安)はオープンカーにとって長距離の部類に入ります。片道約2時間の運転が続くため、1時間から1時間半に一度は休憩を挟み、体をほぐしてから運転を再開するようにしましょう。折り返し地点の新ひだか町(静内)での滞在は、そのまま長めの休憩時間にもなります。
海沿いを走る区間は風が強くなりやすく、内陸に入ると気温の変化も感じやすくなります。屋根を開けて走る時間が長くなりそうな日は、薄手の羽織るものを1枚持っておくと安心です。日差しが強い日は日焼け止めとサングラスも用意しておくとよいでしょう。
季節は積雪期を避けるのが前提です。日高路は海沿いを走る区間があるため、路面が凍結しやすい時期はオープンエアでの走行に向きません。路面が落ち着く春から秋にかけての時期を選んで計画を立ててください。
往復で1日仕立ての行程になるため、出発前に給油とタイヤの空気圧を確認しておくと道中で慌てずに済みます。折り返し地点に到着するまでの時間配分を大まかに決めておき、日没前に余裕をもって札幌へ戻れるよう、ゆとりのあるスケジュールを組むことをおすすめします。
本文中の料金・営業時間・開通区間・所要時間の短縮効果は公開情報を参照した執筆時点のものです。訪問前に各施設・各道路管理者の公式サイトで最新情報を確認してください。
とりあえず、3時間だけ。
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